絶賛放送中のTVアニメ『ダンダダン』で、モモ役の若山詩音とターボババア役の田中真弓のオフィシャルインタビューをお届けします。
Q第2期がついに始まりました。今の心境を教えてください。
若山:第1期の最後が24年12月で、今が7月。長かったなと思いつつも、なんだかあっという間だったような気もしています。きっと放送が始まってからの3か月は、もっとあっという間に過ぎてしまうんだろうなと思っています。
田中:待ちに待ったという思いです。第1期は凄い攻めた内容だなと思っていて、“これ大丈夫なのかなぁ”って思っていたんですけど、第2期はそれが増しているんです。あらゆる方面で攻めていて、“こう来たか!”って感じで、すごく楽しみです。
Q『ダンダダン』にモモ役、ターボババア役でご出演以降、周囲からの反響などはありましたか。
若山:会う方に“『ダンダダン』見ています”と言っていただくことが多く、それが本当に嬉しかったです。多くの方に見ていただいているんだなと実感していました。某イベントに遊びに行ったときの話ですが、後ろを歩いていた方が「ターボババアがさぁ」と、『ダンダダン』の話をしているのを聞いたりもしまして。そのイベントは『ダンダダン』のグッズが売っているとかではない内容だったこともあって、すごく嬉しかったのを覚えています。
田中:孫がいるのですが、その世代も「クソだらあ」って言うんです。これは凄いなと。多分意味合いはわからないのでしょうけど、もしやターボババア、ウケてる?嬉しい~と思っています。私は、本当にこの作品とこの役に出会えて嬉しい。今、楽しくてしょうがないもん。
Q『ダンダダン』の魅力はどのようなところにあると思いますか。
若山:本当にたくさんあるなと思っていまして、まず挙げられるのが、『ダンダダン』らしい雰囲気というのが確固たる形であるというところです。ホラーあり、ラブコメあり、バトルあり、オカルトありというごちゃ混ぜの雰囲気が『ダンダダン』にしかなくて、見るだけで“これは『ダンダダン』”とわかるものがあるというのは、やはりとても魅力的だなと思います。TVアニメとしては、演出が魅力的だと感じています。山代監督とアベル監督がワンカットワンカットものすごくこだわりを持って、漫画をどうTVアニメに落とし込むかということを徹底されているので、視聴者の方々を惹きつけているのだなと思っています。
田中:色んなジャンルの色んな方向から、すごく攻めてくるところだと思っています。私はギャグが好きなので、第2期では“押すなよ、押すなよ”的なベタなギャグをやるシーンがあるんですけど、あれをできたっていうことが嬉しい。笑いたい人は笑うことができるし、怖いシーンも本当に怖くて、目の表現もホント怖い。それとね、怪異じゃないけど、個人的に鬼頭家が可笑しくて。ナキと呪一がホント可笑しい。怖いけど笑っちゃうの。笑っちゃうけど、もの悲しくもある。あっちこっちに攻めていくから、演じている側も気持ちがめちゃくちゃ揺れ動きます。
Qオカルンへの気持ちが芽生える前と後のモモ、ターボババアはババアの時と招き猫になってからの演技について、変化させたところなどはありますか。
若山:モモの場合、対全員と対オカルンだけの時は意識して話し方を変えているようにしています。ジャンルで例えると、バトルからラブコメになるといった感じでしょうか。みんなと話しているときは、少し低めにちゃんと伝えることを意識していますが、オカルンと2人で話すときは少し高めに、乙女らしい雰囲気をまとったような話し方にするよう意識しています。
田中:ターボババアは、最初のティザーPVの音声収録の際に(音響監督の)木村絵理子ちゃんから“田中さんだってことはバレないように”と言われてて、低く低く、何ならと男と思われるくらいに低くって言われたんだけど、最初からバレバレでしたね。招き猫になってからは体が小さくなったから、声も高くて大丈夫になったから楽といえば楽になりました(笑)それと、まず女性の役を演じてないので、女性というだけで意識は違います。ババアであって、ジジイじゃないからね(笑)
Q見逃さないでほしいシーンを教えてください。
若山:ジジの根底にある優しさが何にも代え難いと思っていて、邪視と2人で会話しているシーンは本当に見どころだと思います。
田中:私も近いシーンではあるんですけど、ターボババアがジジに“邪視に騙されるなよ”っていうシーンです。ターボババアあんな姿だけど、すごいのよ。それと、この後に出てくる音楽室のエピソードもオススメです。ターボババアは結構イタイ目に合ってるんだけど、ちゃんとモモやオカルンを諭してくれるしね。
若山:ターボババアは本当に愛すべきキャラクターです!