TVアニメ『ダンダダン』の大阪先行上映会が9月21日に開催された。若山詩音(モモ役)、花江夏樹(オカルン役)、田中真弓(ターボババア役)、中井和哉(セルポ星人役)が登壇。ベテラン2人の軽妙なやり取りに若山と花江、そして会場に集まったファンの爆笑に次ぐ爆笑の舞台挨拶となりました!
「やっとみなさんに見ていただけると思いワクワクします」と、満面の笑みを浮かべた若山の挨拶で始まった同舞台挨拶。「この会場に僕の“イチモツ”があるのかもしれないと思い、大阪にやってまいりました(笑)」と、自身演じるオカルンの“落し物”を探しにやってきたという花江に、ターボババアと言えば…な名セリフ「イチモツしゃぶらせろ」と冒頭からエンジン全開の田中、その“先輩”田中の「介護として参りました」と、辛口ジョークを重ねる中井と、“挨拶だけ”で和気あいあいな会話劇を披露しました。
『ダンダダン』の魅力について問われると、「緩急のあるストーリー展開と、様々なジャンルが盛り込まれているのに、すごく見やすい。私が大好きなところです」と熱く語った若山。花江は「まず『ダンダダン』って聞いたときに、どんな作品なんだろう?と思って、マンガを読んでいたんですけど…どんな作品なんだろう(笑) 色んな要素があって、絵の力やアクションもすごいのですが、僕はラブコメなところが好きで。それにオカルトとホラー要素が加わっていき、楽しく読ませていただきました」と、最初はタイトルの“妙”に惹かれたと話しました。「真弓さんは?」と花江に問われ「ほんっとーにその通り、右(花江)に同じです」と田中。「中井くんは?」「ほんっとーにその通り、右(田中)に同じです」と田中の言い回しそっくりに繰り返した中井。
ここから徐々にカオスの片鱗がのぞきはじめ、ターボババアを演じる上で苦労した点を問われていたはずの田中が、なぜか「ここは私が中井くんに成り代わって…」と話し出し、「セルポ星人を演じる上で苦労した点は、同じ顔をした宇宙人が出てくるんですが、それを僕が全部やらないといけないんですよ。性格もちょっとずつ異なり、それを別録りではなくやらなくてはいけなくてね」「俺だなーそれ」「そこが苦労した点で頑張ったところかな」「苦労したのは俺だし、頑張ったのも俺だな」と、田中と中井の丁々発止が繰り広げられます。花江もそれに乗っかり、「3人いるセルポ星人の中で特にこだわったのは?」と田中に質問を投げかける始末に「花江くんもおかしいだろ」とツッコむ。しまいには「(セルポ星人は)いかがでしたか?みなさん」と田中が、会場のファンに問うと会場からは割れんばかりの拍手が。「まるごとおかしいな」とツッコミに大忙しの中井は、「“僕”が苦労した点は、新しい今までにない役柄だったので、僕もなにぶん男なので、おばあさんの役ってどう演じていいのかわからなくて…しかもただのおばあさんではないので」と、ナチュラルに反撃を始める中井。会場からも、そして若山や花江からも笑いが止まらずカオスな無法地帯化となりました。
無法地帯に終止符を打つべく、最後にTVアニメ『ダンダダン』の放送に向けたメッセージを問われた若山。「原作の『ダンダダン』をアニメ化にするあたって、(原作と)同じ体験を得られるように、その点に忠実であるように、山代(風我)監督は意識して作られていることが見ていただければわかると思っています。10月からの放送も毎週見ていただければ嬉しいなと思います。『ダンダダン』の輪を広げられたら」とアピール。大きな拍手を持って、舞台挨拶の幕を閉じました。